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相思相愛 

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今朝、鹿児島県に
駅伝の県体に行っていた
長男を迎えに
いつものタクシーに乗る。
朝4:30
湾港に船が来る。
駅伝部のみんなを乗せた
大きな船が、、、



月曜日だっただろうか?
メールが来た。
『コウセイくん、鹿児島に来ているんですか?』
京都の保育園で
知り合った彼女。
15歳くらい年下なのに
彼女をここで紹介する時
いつも彼女のことをこう紹介する。
『清々しい』

そんな彼女は鹿児島県出身で
仕事で京都へ来ていた。
そして、保育園で出会った。
保育園って連れて行っても
朝の忙しない時間の中で
「おはよう」とか何気ないはなしをするだけ。
でも、彼女だけは
その短い会話の中でも
安らぎを感じた。

彼女は鹿児島にいつか戻る。
だから、少し私も距離をおいていた。
仲良くなれば別れが見えているから。
その時は喜界島へ来るなんて
思ってもいなかった。
そして、なんと
同じタイミングで彼女は鹿児島へ
私は喜界島に来て
同じ鹿児島県人になったわけだ。

先月、アドレスを変えたので
出産間近の彼女に
メールして,
可愛い赤ちゃんの写真を
見せてもらったばかりだった。
だから、
想像もしていなかった。
彼女は駅伝を見に行ってくれるというんだ。
私は彼女に聞かれるまま
中学の名前と3区を走ることを伝えた。
私、自分が行かないものだから
鹿児島のどこを走るか知らなかった。
その数日メールはしなかった。
どこで走るか聞くのは容易だったが
聞かなかった。
だって、聞いたら
何としてでも見に行って欲しい,,,
そんな想いを背負わせたくはなかった。
寒いと聞いていた鹿児島。
生後間もない赤ちゃんを連れて,,,
気持ちだけで充分だと思った。

でも、前夜
彼女からメールが来た。
『指宿でするそうです。指宿は地元です!』
『赤ちゃんもいるから無理しないで』

そして、大会の朝
彼女は、もう大会会場に行っていた。
そうなったら
もう、彼女に長男を会わせたかった。
それと同時にいつもお世話になっている方からメール。
私は、慌ててメールした。
『友達が行っているんです。場所を教えてもらえますか?』

その方が電話やメールで
彼女を思い
通行止めになりかけの道を
どうやったらこれるか
何度も教えてくれはった。

私は胸がいっぱいだった。

彼女からメールが来た。
『教えてもらったコンビニから歩いて
るんですよ』
なんと、赤ちゃんだけでなく
上二人の男の子も連れて,,,

私は願った。
どうぞ、彼女に
彼女の目に息子を、、、
きっと、彼女の目を通したものは
私につながる,,,
彼女もそれを想ってくれたのだろう。

彼女が見失うくらい
速いスピードで走り行く
3区の子供たちの中で
長男を見つけるのは
困難だった。
でも、そのとき
長男を応援する声が聞こえたそうだ。
『コーセイー頑張れ〜』
彼女は、その一瞬で
青いユニフォーム
赤い靴底の
長男の後ろ姿を追った。
見えた!
うん!彼女の目を通して
私は見えたんだよ。
同じように。。。

メールや電話で教えてくださった方の
リゾートホテルHONGKONGや
市街地から来たファミリーマートに
車を止めて
海岸線沿いも全部、,,
なにもかも見えた。
彼女の目を通して。。。


試合が終わり
お世話になっている方からメールが
30位前後ではないかと、、、
みんな本当によく走りました。
本当にお疲れさま。
いつも素晴らしい力をありがとう。
胸を撫で下ろすが
彼女からメールが来ない,,,

彼女は結局、
ゴールの競技場へ向かい
試合の終わった子供たちを探し
長男を探してくれた。
そして、
彼女は長男と会話をする。
長男もはっきりと数回しか会ったことないのに
彼女を覚えていた。

お店にお客さんがいなかったら
きっと、泣いていた。

だって、そんな短い間のつながり
送り迎えのほんの一瞬。
私は彼女に何をしてあげれただろうか。。。

でも、そのつながりは
こんなにも深く温かい。
声を出して泣きそうやった。

走思走愛
相思相愛

相手を思う気持ちは
誰をも愛で包む。
性別や
距離や
国境や
どんなことだって
相手を思いあえば
愛し合える。
目に見えるんや。
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彼女の撮ってくれた
完全燃焼の美しい新緑の幕は
全てのひとたちの
完全燃焼だった。

駅伝を走った6人。
それを応援した仲間。
付き添いされた保護者の方々。
先生方。
港まで迎えにきてくださった皆さん。
私のように行きたくても行けなかった保護者の方々。
この幕のように見えないところで
駅伝部を支えてくださっている全ての方々。

そして、鹿児島の大切な15歳も年下の彼女。

結果は31位だったけれでも
駅伝部の君たちのおかげで
いつもいつも
私は勇気をもらっているんよ。

朝,まだ暗い中
船から降りる君たちは
最高にカッコ良かったよ。
最高に素敵だったよ。

相思相愛
いつまでも忘れないでね。
思いは伝わるんだから。
君たちだけではなく
沢山のみんなに
勇気や感動を与えてくれているんだよ。
本当にお疲れさま


それと、スタート間際に
メールや電話を下さったお母様〜
本当にありがとうございました。
スタート地点で彼女がお世話になった
お母様方〜全ての方に
ここをお借りしまして
本当にありがとうございました。


そして、
三人も子供を連れて
ほんまにありがとう。
きっと、
鹿児島へ行くからね。
待っていてね。
必ず、また会える日を
夢見て私は頑張ります!


『オカンは、やるど〜〜〜〜』



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by poplife1217 | 2010-11-11 12:57 | 子育て
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